ソアリンはどんな構造になってる?2種類の部屋に違いはあるのか?

東京ディズニーシーで話題のアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を、最初の入口から最後の出口までじっくりご紹介します。

このアトラクションでは、まるで空を旅するような幻想的な体験が待っていますが、その魅力は乗る瞬間だけではありません。

建物に足を踏み入れた時点から、空への憧れをテーマにした世界観が広がり、まるでミュージアムを巡るような気分で楽しめます。

記事では、ドリームフライヤーの仕組みや、ちょっとした豆知識として覚えておきたい裏話、探しがいのある隠れミッキーの情報まで、現地で役立つ内容を幅広く解説しています。

アトラクションの構造や見どころ、体験の流れを一つひとつ丁寧にご紹介しますので、初めての方はもちろん、何度も訪れたことがある方にも新たな発見があるかもしれません。

建物に足を踏み入れた瞬間から始まる空の旅

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」では、空を飛ぶドリームフライヤーへの搭乗だけでなく、建物に入った瞬間から物語が始まります。

このアトラクションの背景には、人類の“空への夢”をテーマにした博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」があります。

過去にはこのミュージアムで、ドリームフライヤーの開発者であるカメリア・ファルコの生誕100周年を記念した、特別展が開催されました。

彼女はソアリンの核心を担う重要な人物であり、その情熱がこの空の旅を支えています。

 

また、館内へ向かう道のりでは、壁に描かれたアートの中にいくつもの“隠れミッキー”が潜んでいます。

並んでいる間に、ぜひ目を凝らして探してみてください。

予想外の場所にひょっこり現れることもありますよ。

 

隠されたミッキーとファルコの情熱

ミュージアムの中に一歩入ると、カメリア・ファルコが抱いていた空への憧れが随所に表れた展示が広がっています。

ロビーの受付近くには、特定の時間を指した時計がありますが、これはソアリンがオープンした日を象徴する7時23分を刻んでいます。

見逃しがちなポイントなので、ぜひチェックしてみてください。

 

ロビーではファルコの生涯を描いたパネル展示や、さまざまな国からの訪問者の記録も並んでいます。

時間をかけてゆっくり見てみると、より深い物語に触れることができます。

さらに奥に進むと、本格的な展示エリアに入ります。

ここにはファルコ自身の研究資料に加えて、同じ志を持つ仲間たちの研究も紹介されています。

壁面には合計8枚の壁画が飾られ、時代を超えて人々が描いてきた「空を飛ぶ夢」が描写されています。

このエリアにも多数の“隠れミッキー”が仕掛けられているため、展示を楽しみつつ、ミッキー探しも一緒にしてみると面白いでしょう。

 

プレショー体験は2つの部屋から始まる

展示エリアを見終えると、キャストがゲストの人数を確認し、まっすぐ奥の部屋か右手側の部屋へと案内します。

どちらの部屋にも、カメリア・ファルコの肖像画と、彼女の愛鷹・アレッタの彫像が飾られています。

ここで突然、アレッタが羽ばたき、ファルコが語り始めるという幻想的な演出が始まります。

空への強い情熱、そしてドリームフライヤーに込めた想いが、幻想的な雰囲気の中で語られるのです。

このサプライズ演出に、初めて訪れた方は思わず驚いてしまうかもしれません。

 

なお、このプレショーの部屋は2種類あり、細かな違いがあるものの、基本的な構成に大きな差はありません。

何度か体験して、それぞれの違いを探してみるのも楽しみのひとつです。

なお、演出中の撮影は禁止されているため、現地の空気や没入感は実際にその場で味わってください。

 

搭乗案内の部屋では3列に振り分けられる

プレショーを終えると、次の部屋へと進みます。

ここでゲストは3つのブロックに分かれ、それぞれさらに3列に分かれて整列します。

この列の配置が、ドリームフライヤーの乗車位置を決定することになります。

たとえば「1番」は最前列を意味し、「2番」「3番」はその後ろに続きます。

 

この部屋では、アトラクションの利用に関する注意事項が映像で案内されます。

特に小さなお子さま連れの方は、シートベルトの装着方法に少し違いがあるため、説明をしっかり確認しておきましょう。

また、ここでも“隠れミッキー”が登場します。

世界各国の風景を描いたアートの中にミッキーが紛れていることがあるため、映像が始まるまでの間にぜひ探してみてください。

 

前方と右側の乗車エリアの違いとは?

いよいよ、ドリームフライヤーへの搭乗が始まります。

搭乗エリアは大きく分けて「前方」と「右側」の2つがあります。

基本的な構造はどちらも同じですが、細かな違いがありますので、それぞれの特徴を紹介します。

 

まず前方エリアでは、スクリーンに対して左から右に向かって順番に座ります。

出口は右手側にあります。

 

一方、右側エリアではスクリーンの右側から、左方向に向かって座席に着きます。

出口は左側に位置しており、前方エリアとは反対の配置になっています。

このため、乗車時にどちらのエリアかを把握しておくと、降車時もスムーズです。

また、A席とC席の位置が逆になることにも、注意が必要です。

出口が自分の進行方向にあることを意識しておくと、迷うことなく動けるでしょう。

 

荷物の置き方とシートベルトのチェック

ドリームフライヤーに乗る際は、荷物を足元のスペースに置くのが基本です。

リュックなど大きな荷物がある場合でも、心配はいりません。

一部には広めの収納スペースも用意されており、状況に応じて隣の席の下に荷物を置けることもあります。

ただし、床に直接置くのは避けたほうが無難です。

隣のスペースを使いたい場合は、キャストに確認してから置くようにしましょう。

 

シートベルトを着けたあとは、キャストが安全確認にやってきます。

このとき、ベルト横にある黄色い紐を引っ張って、確実に固定されていることを示してください。

これがチェック完了の合図になります。

 

1列目が一番高く感じる座席位置

ドリームフライヤーの座席は、縦に3列で構成されています。

どの列でも十分に楽しめるように設計されていますが、視界の抜け具合に若干の違いがあります。

とくに1列目は目の前を遮るものがなく、最も開放感を得られます。

そのため、空中に浮かんでいるような感覚を一番強く味わえるのが、この前列です。

 

一方、2列目や3列目では、前の列の人の足が少し視界に入ることがありますが、没入感を損なうほどではありません。

座席の左右や中央といった横の位置も大きな差はないため、どの座席でも世界各地の風景を十分に堪能できます。

 

とはいえ、席によって見える風景に細かい違いがあるのも事実です。

たとえばサバンナの場面では、左側の座席からはゾウが争っている様子が見え、右側からは鳥がゾウの背中に乗っている様子が観察できます。

そうした違いを楽しむのも、リピーターの方にとっては大きな魅力となっています。

 

日本限定の演出も見逃せない

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は世界各地に同様のアトラクションがありますが、東京ディズニーシーでしか体験できない演出も用意されています。

旅の終盤には、日本オリジナルのフィナーレが待っており、空の旅を華やかに締めくくってくれます。

このシーンは他のバージョンには存在しないため、東京だけの特別な体験と言えるでしょう。

 

また、旅の途中でも“隠れミッキー”を探す楽しみがあります。

場所はあえて明かされていませんが、気球が登場するシーンでは右側に注目すると、何かが見つかるかもしれません。

見逃さないよう、しっかりと目を凝らしてみてください。

 

高所恐怖症でも安心して楽しめる理由

高い場所が苦手な方や、浮遊感のあるアトラクションが怖いと感じる方にとって、ソアリンは少し不安な存在かもしれません。

実際、私自身も高所や絶叫マシンには抵抗がありました。

しかし、ソアリンを体験してみたところ、思っていたよりも怖さは感じず、安心して楽しむことができました。

 

このアトラクションでは、ふわっと浮くような急な上下動はありません。

高所を飛び回る演出ではあるものの、映像と座席の動きが穏やかに連動しているため、ジェットコースターのようなスリルは感じません。

空を飛んでいるような爽快感がありながらも、怖さは少なく、むしろ癒されるような体験が味わえます。

 

もし、高所恐怖症が心配な方は、スタッフに相談すれば3列目の座席、つまり最も地面に近い位置へ案内してもらうこともできます。

こうした配慮があることで、誰もが安心して空の旅に参加できるようになっているのです。

 

まとめ:空への夢を叶える特別な時間

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は、ただのアトラクションではなく、空を飛ぶという人類の夢を体感できる特別な体験です。

館内に記されたイタリア語のメッセージ

『Il nostro impegno costante e quello di realizzare un mondo bello in cui portare i propri sogni a nuove altezze.』

には、「夢を胸に抱き、より高く舞い上がる世界を目指す」という願いが込められています。

この精神は、アトラクションの随所に息づいており、とくにカメリア・ファルコの情熱を通して強く感じ取ることができます。

高所が苦手な方にとっても、恐怖心よりも感動が勝る体験になるはずです。

ぜひこの機会に、空の冒険に飛び立ってみてください。ボン・ビアッジョ!

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