東京ディズニーシーには、見ただけでスリルを予感させるアトラクションがあります。
その名は「レイジングスピリッツ」。
古代遺跡をモチーフにしたコースを猛スピードで駆け抜け、ディズニーリゾート唯一の360度ループを体験できるジェットコースターです。
「逆さまになるなんて絶対無理…」と敬遠する人がいる一方、「思ったより怖くなかった」と語る人も少なくありません。
一体、どのくらい恐怖を感じるアトラクションなのか?
スピード・落下感・回転・身体へのG(重力)など、さまざまな要素を一つずつ整理しながら検証していきます。
また、実際に乗ってみた感想や、他のディズニー絶叫系との比較、乗車時に注意しておくべきポイントも詳しく解説します。
これから挑戦しようと考えている方や、家族での体験を検討している方にとって、安心材料になるはずです。
レイジングスピリッツの基本情報と特徴
・日本のディズニー、唯一のループ型コースター
・コース全体は短いながらも、急カーブと傾斜が次々と襲いかかる
・外から見ても一目で「逆さまになる」と分かる構造で、待ち時間の間から緊張感を煽る
・古代遺跡を舞台にした演出で、ただのスリルライドではなく冒険心をかき立てる雰囲気
【基本情報】
エリア:ロストリバーデルタ
所要時間:約1分30秒
定員:12名(小型車両で一体感あり)
利用条件:身長117cm~195cm
特徴:シングルライダー対応、スピード・回転あり、絶叫要素強め
ループに入る瞬間は、「体が浮く」というより「強く押し付けられる」ような感覚です。
これこそが他のアトラクションにはない、レイジングスピリッツ最大の魅力といえるでしょう。
レイジングスピリッツの背景と世界観
レイジングスピリッツは、ディズニーシーの「ロストリバーデルタ」に位置する屋外型ジェットコースターです。
周囲はジャングルに囲まれ、石造りの遺跡や火の神像・水の神像が不気味にそびえ立ち、雰囲気作りからすでにスリルを演出しています。
このアトラクションは「インディ・ジョーンズ」の世界観からヒントを得ていますが、ストーリーは完全にオリジナル。
火と水の神像を誤って対立させてしまったため、神々の怒りによってレールが歪み、マインカートが制御不能になる、という設定です。
その結果、猛スピードで急カーブを駆け抜け、そしてクライマックスには360度ループが待ち受けています。
レイジングスピリッツはどれぐらい怖いのか?
レイジングスピリッツに挑戦しようとする時、多くの人が一番気になるのは「どれくらい怖いのか?」という点でしょう。
外から見ると逆さまになる瞬間がはっきり見えるため、実際に乗る前から緊張感が高まります。
ここでは、速度・浮遊感・ループ体験・他アトラクションとの比較という4つの観点から、恐怖度を細かく見ていきます。
最高速度は時速60km/h
レイジングスピリッツの最高速度は、約60km/hです。
これはディズニーリゾート内では、上位のスピードを誇ります。
ただし、富士急ハイランドやUSJのような、本格的絶叫マシンに比べれば控えめで、極端に怖がる必要はありません。
カーブが多いため直線的な加速は少なく、風を切る爽快感を感じる程度です。
しかし、ループ直前に一気に加速する場面では「来るぞ!」という緊張感が走り、一瞬だけ恐怖心を抱くかもしれません。
ただその時間は非常に短く、すぐに回転へ移行するため、スピードに圧倒され続けることはありません。
落ちる感覚はほとんどない
絶叫マシンで苦手とされがちな「フワッとした浮遊感」。
レイジングスピリッツでは急降下は少なく、落下感は控えめです。
数回の小さな下り坂でわずかに浮遊感を覚える程度で、激しい「落ちる感覚」はほとんどありません。
例えるなら「カリブの海賊」の小さな坂に近い感覚。
ふわっとする瞬間はあるものの、すぐにカーブや上昇に切り替わるため、浮遊感が苦手な方でも耐えられるレベルといえます。
完全な360度ループで逆さまに
最大の特徴は、やはり完全な360度ループです。
逆さまになるのはほんの2~3秒ほどですが、実際に体験すると強烈なインパクトがあります。
ループに入る瞬間は強いG(重力)が体を座席に押し付けるため、浮き上がる恐怖はほぼなく「シートにしっかり固定されている安心感」を感じる人も多いです。
一瞬で世界が逆さまになり、すぐに戻るため「思ったより早く終わった」と驚く声がよく聞かれます。
怖さよりも爽快感と回転を楽しむ
総合的に見ると、レイジングスピリッツの恐怖度は、絶叫マシンの中では中程度から低めに分類されます。
スピードや回転のインパクトはあるものの、落下感が少なく体に負担のかかる時間が短いからです。
ディズニー内の他アトラクションで比較するなら、
「センター・オブ・ジ・アース」…最後の急降下は圧倒的に怖い
「タワー・オブ・テラー」…落下の無重力感が強烈
「ビッグサンダー・マウンテン」…速度は控えめだが長時間スリルを味わえる
これらと比べると、レイジングスピリッツは「怖さよりも爽快感と回転を楽しむアトラクション」と言えるでしょう。
絶叫が苦手でも比較的、チャレンジしやすいのが魅力です。
身長制限は117cm以上195cm以下
レイジングスピリッツには、利用条件として身長117cm以上195cm以下という制限があります。
年齢制限は明記されていませんが、体格的に7歳前後からが目安です。
これは、ディズニーのアトラクションの中でもやや厳しめの基準で、小学生低学年だと乗れない子も多いでしょう。
ただし、条件を満たせば「思ったより怖くなかった!」という体験談も多く、子どもにとっても挑戦しやすい絶叫系です。
また、妊娠中の方や高齢の方、首や背中に不安がある方は利用を避けるよう、公式に案内されています。
安全のためにも、条件をしっかり確認してから体験しましょう。
さらに付け加えると、周辺にはインディ・ジョーンズやキャラクターグリーティングもあり、家族で一緒に楽しめる環境が整っています。
「子どもが乗れない間に、他の家族は別のアトラクションを楽しむ」という選択肢も取れるのが便利な点です。
実際に乗ってみた人の体験談
私は普段から絶叫系アトラクションを楽しむタイプで、USJの「ザ・フライング・ダイナソー」や「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」も恐怖心なく乗れる方です。
そんな私が、レイジングスピリッツに挑戦した時の感覚を正直にお伝えします。
まず、外観を見た瞬間に緊張感が高まります。
遺跡の中を縫うように組まれたレール、その途中で一目で分かるループ。
列に並んでいる間から「いよいよ逆さまになるのか…」と心がざわつきました。
実際に乗ってみると、序盤はカーブと小さな落差の連続。
振り回されるような感覚がありますが、恐怖というより冒険心をくすぐられるワクワク感が強いです。
そして、迎えるクライマックスの360度ループ。
シートに押し付けられるGの力で体は安定しており、「浮く」というより「支えられている」安心感がありました。
逆さまになった一瞬は「おぉ!」と声が出るほど刺激的。
しかし、気づけばすぐに元の体勢に戻り「あれ、もう終わった?」と、拍子抜けするくらい短い時間でした。
全体を通しての感想は、「怖さよりも爽快さと珍しさを楽しむアトラクション」。
ジェットコースターのスリルを味わいたい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
しかし、逆に「絶叫系は苦手…」という方にとっては、挑戦しやすい内容だと感じました。
荷物を持ったまま乗るのは危険!
レイジングスピリッツは回転があるため、荷物を持ったまま乗るのは危険です。
大きなお土産袋やカメラ、壊れやすい物は必ずロッカーに預けるのがおすすめです。
ロッカーはアトラクションの出口付近に設置されており、初めて訪れる人には少し分かりにくい場所にあります。
スタッフに聞けば、すぐ案内してもらえるので安心です。
料金は100円ですが、時間内なら返金されるため実質無料で利用できます。
荷物を気にせず安心して乗れるので、ぜひ活用しましょう。
足元に置いておける小さな手荷物もありますが、スペースが限られているため、貴重品以外は預けておくのがベストです。
曇りや小雨でも楽しめるアトラクション
レイジングスピリッツは屋外に設置されているため、天候による影響を受けやすいアトラクションです。
強風や雷雨の際には運休することがありますが、小雨程度なら運行している場合が多いです。
悪天候の日は来場者自体が少なく、待ち時間が短縮される傾向があります。
「雨の日は狙い目」と考える人もいるほどです。
ただし、雨具を忘れると体が濡れてしまい快適に過ごせないので、レインコートを準備しておくと安心です。
屋外ライド特有の「自然の中でスピードを体感できる爽快感」は、晴れの日だけでなく曇りや小雨でも意外と楽しいものです。
天候を逆手に取って楽しむのも、一つの方法でしょう。
ループ時に両手は挙げない方が良い
レイジングスピリッツに乗る際、多くの人がつい「両手を挙げて楽しみたい」と思うかもしれません。
しかし、このアトラクションでは「バンザイポーズ」はあまりおすすめできません。
360度ループの際には強いGがかかるため、腕が後ろに引かれて肩に負担がかかる可能性があります。
また、頭は必ずシートの背もたれに付けるように案内されます。
これは首への衝撃を防ぐためで、安全に楽しむための大切なポイントです。
おすすめは「バーをしっかり握り、顔を上げて叫ぶ」こと。
声を出すことで恐怖心が和らぎ、スリルを楽しみに変えることができます。
結論:絶叫系アトラクションの入門
ここまでは、レイジングスピリッツの怖さについて解説してきました。
総合すると、このアトラクションは「見た目の迫力に比べて、実際の恐怖感は控えめ」という結論に至ります。
・スピードは速いが、直線的な加速は短い
・落下感や浮遊感は弱く、絶叫系が苦手な人でも挑戦できる
・ループは2~3秒で終わり、恐怖を感じる前に通り過ぎる
これらの理由から「ディズニーの絶叫系アトラクションの入門」としても適しています。
他のアトラクションに比べて刺激は控えめですが、「逆さまになる」という希少な体験ができるため、一度は挑戦してみる価値があります。
恐怖心でためらっている方も、思い切って体験すれば「意外と大丈夫だった!」と感じられるはずです。
そして終わった後には、きっと「もう一度乗りたい」と思える特別な体験になるでしょう。
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