戸田橋・板橋花火の穴場スポットはここ!よく見えるおすすめ観覧場所を紹介!

東京都と埼玉県の境に流れる荒川では、夏の風物詩として「戸田橋花火大会」と「いたばし花火大会」が同時に開催されます。

両大会は連携して花火を打ち上げており、合計で1万5千発以上もの花火が夜空を豪華に彩ります。

その迫力とスケールは都内でも屈指で、毎年50万人以上が訪れる一大イベントです。

ただし、会場周辺は例年大混雑となるため、混雑を避けながら花火をしっかりと楽しむには、事前に“穴場スポット”を把握しておくことが大切です。

この記事では、地元の人に知られている混雑しにくい観覧場所を厳選してご紹介します。

それぞれの場所のアクセス方法や、花火の見え方、トイレや駐車場の情報などもあわせてまとめました。

人混みを避けて、快適な観賞を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

2025年の戸田橋花火大会 基本情報

2025年の戸田橋花火大会は、8月2日(土)に開催されます。

打ち上げ時間は、19時00分から20時30分までの約1時間半です。

会場は、荒川河川敷の国道17号戸田橋上流付近で、荒川運動公園の近くに位置しています。

打ち上げられる花火は、戸田市側だけで約7,500発におよび、対岸のいたばし花火大会とあわせて総数15,000発もの花火が打ち上がる予定です。

天候が悪化した場合や強風時には中止となり、順延はありません。

 

有料観覧席のエリアも設けられており、チケットを事前に購入することでゆったりと観賞できます。

見どころの一つは、両大会が協力して展開する音楽と花火の共演「Sky Fantasia」です。

さらに、ラストを飾る連続打ち上げのスターマインや大玉花火は迫力満点で、目が離せません。

↓戸田橋花火の打ち上げ場所です。

戸田橋花火を楽しめる穴場スポット

戸田橋花火大会の打ち上げ場所は、荒川運動公園のすぐ近くにある河川敷です。

この記事では、花火がよく見える場所を中心に、おすすめスポットをご紹介しています。

また、荒川を挟んだ反対側で行われる「いたばし花火大会」にも、共通して使える内容です。

花火がしっかりと見えて、混雑をある程度避けられるスポットを探している方は、ぜひ参考になさってください。

 

戸田ボートレース場の外周エリア

戸田ボートレース場の周辺は、花火の打ち上げ地点から非常に近い位置にあり、迫力ある花火が楽しめる穴場です。

特に北側の道路沿いやフェンス外周からは、花火が真正面に見えると人気があります。

周辺には広い堤防や水門があり、視界をさえぎるものが少ないため、光と音の両方をダイレクトに感じることができます。

花火の音や振動を体全体で味わいたい方にとって、最適なロケーションです。

 

ただし、会場に近いことから、花火大会当日は人の流れが集中しやすく、一部の道路は通行規制がかかる場合があります。

また、ボートレース場の敷地内は16時50分で閉門されるため、敷地外からの観覧が前提となります。

施設周辺にはトイレや自販機、コンビニもあり、ある程度の設備環境が整っている点も安心です。

最寄り駅はJR埼京線の戸田公園駅で、徒歩約15分ほどの距離にあります。

音と光の迫力を楽しみたい方には特におすすめのスポットです。

 

舟渡水辺公園周辺

板橋区舟渡4丁目にある舟渡水辺公園は、打ち上げ場所の南側、直線距離で約1.3kmのところにあります。

この公園は荒川沿いにあるため視界が開けており、花火がよく見えるスポットとして地元で知られています。

園内にはベンチや広場、遊歩道が整備されていて、のんびりと過ごせる雰囲気です。

周囲には工場などが点在しますが、公園自体は緑が多く静かで、散歩やランニングの場所としても親しまれています。

観光客が少なめなため、比較的落ち着いて観賞できるのが大きな魅力です。

 

大玉花火やスターマインなどの高く上がる花火は、視界を遮られることなくはっきりと楽しめます。

音の迫力はやや控えめになりますが、混雑を避けたい方には理想的な場所です。

公園内にはトイレがあり、長時間滞在を予定する方や家族連れにも安心です。

なお、駐車場はありませんので、公共交通機関の利用が推奨されます。

最寄り駅は都営三田線の西台駅で、徒歩でアクセスできます。

 

笹目橋とその周辺土手

笹目橋は、埼玉県戸田市と東京都板橋区の境にかかる橋で、花火の打ち上げ場所から西へ約1.5kmほど離れた位置にあります。

橋の上下には河川敷や土手が広がっており、開けた空間で花火を鑑賞できるスポットです。

周囲にはジョギングや、サイクリングができる遊歩道や草地が点在し、自然の中でのんびりと過ごすことができます。

公園のような整備はされていませんが、そのぶん人出が比較的少なく、落ち着いて花火を見たい方に向いています。

 

打ち上げ場所からやや上流に位置するため、花火は斜め方向から見る形になりますが、大玉花火などはしっかり視認できます。

高く上がる花火の視界を遮るものがなく、音も届きやすいため、十分な臨場感を味わえます。

ただし、地面近くで開く仕掛け花火は、見づらくなる可能性があります。

最寄り駅は都営三田線「西高島平駅」、またはJR埼京線の「戸田駅」で、いずれも徒歩圏内です。

 

新河岸東公園周辺

新河岸東公園は、東京都北区浮間にある小規模な公園で、花火の打ち上げ場所から南東方向へ約1.5kmに位置しています。

荒川をはさんでやや下流にあるため、正面に近いアングルから花火全体を鑑賞することができます。

住宅街に囲まれた静かな環境で、地元の方に親しまれている公園です。

高層な施設がなく、河川敷に隣接しているため視界が広く、開放的な気分で花火を楽しめます。

 

距離がある分、打ち上げ音の迫力は控えめですが、混雑を避けたい方には穴場といえるでしょう。

大玉花火の開花もよく見え、フィナーレの連続打ち上げも遠目ながら堪能できます。

園内には簡易トイレが設置されていますが、駐車場はないため車で行くのには向いていません。

最寄りの駅からは徒歩圏内なので、電車でのアクセスが便利です。

 

彩湖・道満グリーンパーク

彩湖・道満グリーンパークは、埼玉県戸田市にある広大な公園で、花火の打ち上げ場所から北西へ約2.5kmほど離れた場所に位置します。

距離はややありますが、正面に近い方角から花火を鑑賞できるのが特徴です。

園内には芝生広場や釣り場、バーベキュー場などがあり、自然豊かな落ち着いた環境が広がっています。

スペースが広く、他の人との距離を保ちながら観賞できる点も魅力です。

距離がある分、迫力にはやや欠けるものの、打ち上げ花火の美しさはしっかり楽しめます。

 

ただし、一部の低めに開く花火は、木や施設の影になってしまうこともあります。

園内には複数のトイレが設置されており、清掃も行き届いているため、女性や子ども連れでも安心して過ごせます。

広い駐車場も完備されており、車で訪れる方にも利便性の高いスポットです。

公共交通機関でのアクセスはやや不便ですが、そのぶん混雑が少ない、静かな観賞場所を求める方にぴったりです。

 

電車での行き方(最寄り:戸田公園駅)

戸田橋花火大会のメイン会場に電車で行く場合、最寄り駅はJR埼京線の「戸田公園駅」となります。

駅から会場までは徒歩で15~20分ほどの距離で、混雑時でも道案内や人の流れに従えばスムーズに到着できます。

駅の改札を出たら西口方面に進み、そのまま直進すると商店街を抜けて国道17号に出ます。

信号を渡り、さらに直進すれば荒川の土手に出るため、そこが花火観賞エリアとなります。

大会当日は多くの来場者で混み合うため、なるべく早い時間帯に駅に着くようにすると安心です。

特に17時以降は混雑が激しくなる傾向があるため、時間に余裕をもった行動が大切です。

 

車での行き方(最寄りIC:戸田西)

車で戸田橋花火大会に向かう場合、最寄りのインターチェンジは東京外環自動車道の「戸田西IC」または「戸田東IC」です。

「戸田西IC」からは国道298号を進み、「新曽小学校前」交差点を右折し、そのまま県道68号を北へ進むと会場近くに到着します。

また、「戸田東IC」からは、同じく国道298号を西へ進み、「戸田橋南詰」交差点を左折して戸田公園方面へ向かうルートが一般的です。

 

ただし、花火大会当日は周辺道路で交通規制が実施されるため、通行止めや一方通行に注意が必要です。

また、公式の駐車場は用意されていないため、駅周辺のコインパーキングを利用する必要があります。

これらも早い時間に満車となることが多いため、事前に場所を確認しておくのがおすすめです。

なお、ボートレース戸田の駐車場は事前予約制の有料スペースで、予約がない場合は利用できません。

公共交通機関の利用が基本的には推奨されており、どうしても車で行く場合は、会場から少し離れた場所に駐車して徒歩で向かうのが現実的です。

 

当日の混雑状況と対策

戸田橋花火大会といたばし花火大会は同時開催され、あわせて45万~50万人近くが訪れる大規模イベントです。

そのため、例年どちらの会場側も非常に混雑し、場所取りや移動もスムーズにはいきません。

以下に、会場・駅・道路などの混雑傾向と対策をまとめています。

 

最寄駅の混雑事情

戸田公園駅は特に混雑しやすく、17時以降には改札で入場規制が行われることがあります。

終了後の20時半~21時半にかけては帰宅する人で大混雑となり、駅の外に長蛇の列ができることも珍しくありません。

帰りの混雑を避けたい場合は、ひと駅離れた「戸田駅」や「浮間舟渡駅」などを利用するのがおすすめです。

 

メイン会場周辺の混雑具合

17時を過ぎた頃から観覧エリア周辺は一気に混み始め、土手や芝生の見やすい場所はすぐに埋まっていきます。

18時以降はほとんどのエリアで場所取りが困難になるため、観賞場所を確保するには15時〜16時頃までの到着が理想的です。

打ち上げ直前は人が密集し、通路の移動すら難しくなることがあります。

 

車移動と道路の混雑傾向

周辺道路では、花火大会当日の夕方から交通規制が始まります。

車両通行止めや進入禁止区域が多く、ナビ通りに走れないこともあります。

近隣のコインパーキングは昼頃には満車になることが多く、空きを探して移動する間に花火が始まってしまうこともあります。

車の利用は避けるのが無難ですが、利用する場合はかなり早めの到着を心がける必要があります。

 

仮設トイレ・屋台の行列状況

会場内には仮設トイレが複数設置されていますが、18時以降は列ができ、開演直前は特に混み合います。

屋台エリアでも行列が発生し、人気メニューはすぐに売り切れてしまうこともあります。

スムーズに花火を楽しみたい方は、15時〜16時頃に現地入りし、トイレや飲食物を早めに準備しておくと安心です。

また、混雑を避けたい方は、花火終了前に早めに帰路につくのも一つの手段です。

 

まとめ・戸田橋花火大会の魅力と背景

戸田橋花火大会は、1951年(昭和26年)に「戸田橋水上音楽花火大会」として始まりました。

当初は戦後の復興と地域活性化を願って開催されたもので、今年で第72回を迎える伝統ある花火大会です。

その後、対岸にある東京都板橋区の「いたばし花火大会」との共同開催となり、荒川を挟んだ両岸で同時に花火が打ち上げられるスタイルが確立しました。

この連携によって、現在では総発数15,000発以上にのぼる、関東有数の大規模な花火イベントへと発展しています。

 

この花火大会が特別な理由のひとつに、「地域の連携とにぎわいづくり」があります。

異なる自治体である戸田市と板橋区が手を取り合い、一体となってひとつのイベントを運営していることは、地域間の交流や経済的な相乗効果にもつながっています。

また、花火の演出も年々進化を続けており、音楽と打ち上げが一体となったプログラム「Sky Fantasia」は、観客に感動的な体験をもたらします。

打ち上げ場所の広さを活かした、連続スターマインや尺玉の迫力も見どころで、まるで空全体が光で包まれるような圧倒的なスケール感を楽しむことができます。

 

都心からのアクセスが良く、広々とした河川敷でゆったりと観賞できるのも魅力の一つです。

歴史と地域の絆、そして現代的な演出が融合した戸田橋花火大会は、毎年多くの人々を惹きつけてやみません。

混雑を避けつつも絶景を楽しみたい方は、今回ご紹介した穴場スポットを参考にして、ぜひ快適な観賞体験をお楽しみください。

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