熊谷花火が見えるオススメの観覧場所を厳選して紹介!

埼玉県熊谷市で毎年夏に開催される「熊谷花火大会」は、関東でも有数の規模を誇る人気イベントです。

荒川河川敷を舞台に、スターマインや尺玉、大迫力の音楽花火など多彩なプログラムが夜空を鮮やかに彩り、例年45万人以上の観客を魅了します。

ただし、その人気ゆえにメイン会場や駅周辺は早い時間から混雑が始まり、場所取りも容易ではありません。

「混雑を避けてゆったり鑑賞したい」

「人が少ない落ち着いた場所で楽しみたい」

「遠くからでも雰囲気を感じられる穴場を知りたい」

そんな方のために、この記事では熊谷花火大会を見られる、おすすめスポットを厳選してご紹介します。

アクセス方法や花火の見え方の特徴もあわせて解説しますので、今年の観覧計画にぜひお役立てください。

 

第73回 熊谷花火大会の開催概要

開催日時

・日程:令和7年(2025年)8月9日(土)

・時間:19:00~21:00

・荒天時の延期日:8月10日(日) → 8月16日(土) → 8月17日(日)の順に順延

 

会場:荒川河畔(荒川大橋下流側)

打ち上げ場所:熊谷荒川緑地ラグビー場の河川敷周辺

観覧席:有料観覧席の販売は終了。

 

駐車場や注意事項

・公式臨時駐車場あり(事前予約制)

・当日は広範囲で交通規制あり

・路上駐車禁止

・場所取り用の石の持ち込み禁止

・ゴミは必ず持ち帰る

・ドローン飛行禁止

・お子様から目を離さない

・ペット同伴不可

・熱中症対策を徹底

・場所取りは譲り合いを心がける

 

熊谷花火の特徴と魅力を解説!

熊谷花火大会は、広大な荒川河畔を舞台に約1万発の花火が打ち上がる、関東屈指の規模を誇る夏の祭典です。

全国から集まった熟練の花火師たちが、手掛ける演出は迫力満点!

両岸を使ったワイドスターマインは、視界いっぱいに広がります。

直径約300メートルにもなる尺玉の連発は、夜空と川面を一瞬で華やかに染め上げ、その迫力に観客の息をのませます。

また、音楽とシンクロする音楽花火は、光と音が一体となった感動的な演出で会場全体を包み込みます。

さらに、花火業者が技術を競うオリジナル花火コンクールでは、個性的なデザインや色彩の作品が次々と夜空を飾ります。

 

クライマックスでは、数分間にわたり豪華な花火が連続で打ち上がり、夜空を埋め尽くす圧巻のフィナーレが広がります。

間近で迫力を体感するのはもちろん、離れた場所から全景を眺めるのも魅力の一つです。

まさに熊谷の夏を象徴する、一大イベントといえるでしょう。

 

熊谷花火が見えるイチ押し観覧スポット

熊谷桜堤

熊谷桜堤は、打ち上げ場所のすぐ北側、約100メートルという近距離にある人気スポットです。

荒川沿いに続く桜並木で知られ、視界を遮る建物がほとんどないため、大迫力の花火を間近で楽しめます。

花火の光が川面に映り込む様子も美しく、会場全体の熱気を肌で感じられるのが魅力です。

春は桜の名所として有名ですが、夏には花火目当ての観覧客で賑わいます。

混雑は避けられませんが、熊谷駅から徒歩でアクセスできる立地の良さも人気の理由です。

 

石原公園

石原公園は、打ち上げ場所の北西方向、直線距離で約2キロメートルに位置する住宅街の中の公園です。

周囲には高い建物が少なく、花火の上空がよく見える環境です。

メイン会場から離れているため混雑は緩やかで、地元の方がのんびりと観賞する様子が多く見られます。

石原駅から徒歩で行けるほか、近くにコンビニもあり飲み物や軽食の調達にも便利です。

迫力よりも落ち着いた雰囲気で、花火を楽しみたい方に向いています。

 

久下橋の河川敷周辺

久下橋周辺の河川敷は、打ち上げ場所から南東方向へ約3キロメートルの距離にあります。

メイン会場から程よく離れているため、人混みを避けつつも花火の全景を見渡せる穴場です。

広々とした河川敷は視界が開け、写真撮影にも適しています。

周辺は落ち着いた雰囲気で、静かに観賞したい方や家族連れにもおすすめです。

車でのアクセスも比較的容易で、周辺には駐車できる場所も点在しています。

 

熊谷スポーツ文化公園

熊谷スポーツ文化公園は、打ち上げ場所の北東方向、約4キロメートルに位置する広大な運動公園です。

スタジアムや芝生広場などが整備されており、遮るものが少ない場所を選べば花火全体を見渡せます。

会場から適度に離れているため混雑は比較的少なめで、家族連れや落ち着いて観賞したい方におすすめです。

広い芝生にシートを敷き、ゆったりと鑑賞できるのも魅力です。

夜間は照明が限られるため、懐中電灯を持参すると安心です。

 

熊谷大橋付近

熊谷大橋周辺は、打ち上げ場所の北西方向、約3.5キロメートルに位置するエリアです。

荒川に架かる大橋の周辺は視界が開け、川面越しに花火を一望できます。

メイン会場よりも混雑が少なく、静かに観賞したい方や撮影目的の方に人気があります。

橋の下流側や河川敷は広く、レジャーシートを広げてゆったりと過ごすことが可能です。

車でのアクセスも良く、周辺には駐車できるスペースも複数あります。

 

中間平緑地公園

中間平緑地公園の展望デッキは、打ち上げ場所の西方向、約20キロメートル離れた高台にあります。

埼玉県寄居町の標高約300メートル地点にあり、夜景とともに熊谷花火を遠望できる絶景スポットです。

市街地や荒川方面を広く見渡せるため、夜空に広がる花火を大パノラマで楽しめます。

距離があるため迫力は控えめですが、夜景との組み合わせが魅力的です。

混雑が少なく、静かな環境で観賞できる点もおすすめです。

車でのアクセスが基本で、展望デッキ周辺には駐車場も整備されています。

 

大会当日はどれぐらい混み合う?

熊谷花火大会は、例年およそ45万人が訪れる大規模イベントで、当日は朝から混雑が始まります。

特にメイン会場の荒川河畔やJR熊谷駅周辺は、午後になると急激に人出が増え、17時頃には駅改札や河川敷への道が大変混み合います。

会場近くの観覧エリアは18時前にはほぼ満席となり、河川敷沿いの人気スポットでは早い時間からシートを広げての場所取りが始まります。

 

花火終了後は、熊谷駅方面への人の流れが集中し、駅構内やホーム、周辺道路は長時間にわたり混雑します。

車で訪れる場合も、公式臨時駐車場や周辺のコインパーキングは早い時間に満車となり、交通規制区域周辺では渋滞が頻発します。

そのため、混雑を避けるには午前中から会場入りするか、駅から離れた穴場スポットを活用するのがおすすめです。

 

熊谷花火大会のこれまでの過去の歴史

熊谷花火大会は、昭和8年(1933年)に始まった歴史ある夏の行事です。

もともとは地元商工会や有志が中心となり、地域の繁栄と市民同士の交流を目的に企画されました。

戦時中は一時中断しましたが、戦後すぐに復活し、以降は熊谷の夏を象徴するイベントとして続いています。

 

会場となる荒川河畔は、広い河川敷と開けた視界を活かし、大規模な花火を打ち上げるのに理想的な環境です。

創設当初から多くの観客を魅了し、現在ではスターマインや尺玉、音楽花火など多彩な演出で約1万発の花火を披露しています。

 

また、この大会は地域経済や観光振興にも大きく貢献しています。

市内外からの来訪者で商店街や飲食店が賑わい、町全体が夏の活気に包まれます。

運営はスポンサーや市民の協賛金に支えられており、地元との結びつきの強さも特徴です。

長い歴史の中で熊谷花火大会は「熊谷の夏の風物詩」として定着し、世代を超えて受け継がれる地域文化となりました。

その背景には、市民の絆を深め、地元の誇りを次世代へ伝えるという強い想いがあります。

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