タワテラの怖さを克服するには?上を向く・目をつぶる方法は本当に効果的か?

ディズニーシーで「一番怖い」とも言われているアトラクション、タワー・オブ・テラーの克服法をご紹介します。

友人グループで訪れた時、自分だけ「怖いから乗れない…」と言いづらく、つい乗ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

暗闇の中で突然落ちる、あの浮遊感こそが、恐怖をより強く感じさせる要因ですよね~。

そこで今回は、実際にタワテラを体験した人たちに「怖さをどうやって克服したのか」をお聞きしました。

「怖くてどうしても乗れない…」という方は、ぜひ試してみてください。

 

手元のバーをしっかり握り、足で踏ん張る

30代女性の体験談です。

タワー・オブ・テラーには、これまでに5回ほど乗ったことがあります。

高さ自体は38mと、それほど高くはないのですが、さすがはディズニー。

突然の上下動や横揺れなどの演出によって、「いつ終わるんだろう?」という不安と共に、じわじわと恐怖を感じさせられるのが特徴です。

何度も続く浮遊感が苦手で、怖くて乗れないという人も多いと思います。

 

私はスピード感のあるアトラクションは、平気なのです。

しかし、落下系はどうにも苦手で、タワー・オブ・テラーはディズニーシーの中でも、一番怖いと感じています。

それでもグループで行った時に、一人だけ「乗らない」とは言いづらく、何度か挑戦しているうちに「こうすれば怖くない」と感じるコツを掴むことができました。

よく言われる「目をつぶると怖くない」「上を向くと効果的」といった方法も、実際に試してみました。

 

まず、目をつぶることについては、確かに効果がありました。

タワー・オブ・テラーは、光の演出や暗闇の演出が恐怖を引き立てているので、視覚情報を遮断すると、少し恐怖が和らぎます。

一方で、「上を向く」という方法は、私はあまり効果を感じませんでした。

むしろ、写真撮影のタイミングで一人だけ上を向いていると、恥ずかしく感じてしまいます。

人によっては効果があるのかもしれませんが、私自身はあまりおすすめしません。

 

そして私が見つけた、一番効果的な方法は「バーを両手でしっかり握る」ことです。

手に力を込めて、体を座席に押しつけるようにすると、浮遊感がかなり軽減されました。

さらに、足をしっかり踏ん張るとより効果的です。

この2つを意識するだけで、あの独特の恐怖感がかなり和らぎました。

ちなみに、写真撮影のタイミングをあらかじめ把握しておいて、その時だけはリラックスして笑顔を作るのもおすすめです。

写真が撮られた後は、しっかりとバーと足に力を入れてください。

 

落下時に立とうとすることで、重力と相殺される

40代女性、タワー・オブ・テラーに6回乗った方の体験です。

私は、タワー・オブ・テラーが怖いと思っていたのですが、ある方法でその恐怖を乗り越えることができました。

その方法とは、「落下する時に、あえて立とうとする」というものです。

つまり、下降する方向とは逆に、自分の体に上向きの力を入れることで、落ちる感覚を打ち消すのです。

 

「目をつぶる」「上を向く」などの方法もありますが、私にはあまり効果を感じませんでした。

むしろ、目を閉じると周囲が見えず、かえって不安が増してしまいます。

また、上を向くことも試してみましたが、落下中にその姿勢を保つのは難しく、実行できませんでした。

 

私はもともと絶叫系アトラクションが苦手で、乗る前には必ず対策を調べるタイプです。

タワー・オブ・テラーについても、いろいろな克服法を調べた中で、この「立とうとする」という方法が最も効果的でした。

落下の力に逆らって、体を上に持ち上げるような意識を持つと、体にかかる重力の感覚が緩和されて、怖さを感じにくくなります。

40代の私でもこの方法で克服できたので、もっと若い方ならさらに効果を感じやすいかもしれません。

今では、タワー・オブ・テラーに乗るのが楽しみになっています。

 

目を閉じて上を向き、背筋を伸ばすと効果的

30代女性の体験談です。

私はこれまでに3回、タワー・オブ・テラーに乗ったことがあります。

初めて乗ったのはディズニーシーに初めて行った時で、人気アトラクションということもあり楽しみにしていました。

他の遊園地でバイキングなどにも乗っていたので、絶叫系にはそれほど抵抗がないと思っていたのです。

しかし実際に乗ってみると、あまりの暗さと落下時の浮遊感に耐えられず、思わず大号泣してしまいました。

 

2回目に挑戦した時は、なんとか怖さを克服したいという気持ちで、さまざまな方法を試してみました。

最初に目をつぶってみたのですが、やはり落下の感覚が強く残っていて、あまり効果を感じることはできません。

そこで次に試したのが、「目をつぶって上を向き、背筋を伸ばす」という方法です。

落下が始まると、どうしても体が縮こまって下を向きがちですが、今回は意識して背筋をまっすぐにして上を向く姿勢をとりました。

この姿勢に変えたところ、不思議なほど恐怖を感じることがなくなりました。

 

特に、1回目に感じたお腹への圧迫感や内臓が浮くような不快感が、2回目はほとんどありません。

もしかすると、上を向いて姿勢を正すことで、落下の衝撃が分散されたのかもしれません。

この経験から、私にとっては「目をつぶり、上を向いて背筋を伸ばす」という組み合わせが最も効果的でした。

 

他の絶叫系アトラクションで慣れておく

30代女性の体験です。

私はこれまでに10回ほど、タワー・オブ・テラーに乗ったことがあります。

初めて乗ったのは30歳近くになってからで、最初は本気で泣くほど怖い思いをしました。

今でも完全に克服できたわけではありませんが、少しずつ慣れてきたように思います。

 

よく知られている克服法の一つが、「上を向く」ことです。

しかし、私は怖さのあまり下を向く癖があるため、実際には上を向くのが難しく、効果を感じることはできませんでした。

もう一つよく言われるのが、「目をつぶる」方法です。

たしかに多少の効果はあるのですが、初めて乗る方がいきなり目を閉じてしまうと、今が上昇中なのか下降中なのか、どの段階なのかが分からず、かえって不安が増してしまうこともあります。

タワー・オブ・テラーの動作パターンは比較的シンプルなので、何度か乗って動きに慣れてから目を閉じるのが良いと思います。

 

最初の落下は、安心した瞬間にいきなり落ちるので、本当にびっくりします。

これは事前に知っておくだけでも、心構えができて違ってくると思います。

YouTubeなどで実際の動作や、落下タイミングを確認しておくのも一つの方法です。

また、朝一番や他のアトラクションの直後に乗ると、落下がより激しく感じることがあります。

事前にスプラッシュ・マウンテンやセンター・オブ・ジ・アースなどで落下の感覚に体を慣らしておくと、かなり違います。

いきなりタワテラに挑戦するより、準備をしてから乗る方が恐怖を抑えることができると思います。

 

声を我慢せず、思いきり叫ぶ

20代女性の体験です。

私はこれまでに15回以上、タワー・オブ・テラーに乗っています。

ディズニーシーに行くたびに、ほぼ必ず乗るほどお気に入りのアトラクションですが、最初は大の苦手でした。

初めて乗った時には、怖さを軽減しようと「目をつぶる」という方法を試してみました。

ところが、目を閉じると視界が完全に真っ暗になり、かえって想像力が働いてしまって、ますます怖くなってしまいます。

上を向くといいという話も聞きますが、私はまだその方法は試したことがありません。

 

タワー・オブ・テラーに乗るときは、いつも友人と一緒です。

その友人はタワテラが大好きで、毎回楽しそうに乗っています。

せっかく一緒に来ているのに、自分だけ乗らずに待っているのももったいないと思い、怖いのを我慢してなんとか同乗していました。

最初のころは、手をつないだり抱きついたりして、恐怖に耐えるのが精一杯です。

そんな時、友人から「もっと声を出して楽しんでみたら?」と言われました。

思い返してみると、私は恐怖をこらえようとして、呼吸を止めて無言のまま必死に耐えていたのです。

 

そこで「もういっそ叫んでしまおう」と思って、次に乗った時に思いきり大声で叫んでみました。

すると、怖さよりも笑いが込み上げてきたのです。

その体験をきっかけに、「タワテラって怖いけど楽しい」と思えるようになり、今では怖いという気持ちはほとんどありません。

私にとって一番効果があった克服法は、「声を出すこと」でした。

 

目を閉じて叫ぶと恐怖が和らぐ

20代男性の体験談です。

私はディズニーが大好きで、ランドとシーを合わせて5回ほど訪れています。

ディズニーシーには2回行ったことがあり、タワー・オブ・テラーにはそのうちの2回乗りました。

初めて乗った時は、外観を見た印象ではそれほど怖そうには見えず、「大丈夫だろう」と軽い気持ちで乗り込みました。

絶叫マシン自体は得意ではないものの、そこまで苦手意識もありません。

 

しかし、実際に乗ってみると、暗闇の中でゆっくりと上昇していく感覚が全く分からず、不安と緊張がどんどん高まっていきました。

やがて目の前に光が広がり、高い位置にいることが分かった瞬間、恐怖がピークに達しました。

私は「目を閉じよう」と思いながらも、好奇心から目を開けてしまいました。

その時、「下を見たらダメだ、上を向こう」と思いましたが、上を見ても空が近く感じて、余計に怖くなってしまいました。

 

乗り終えた後は、自然と涙が出るほどです。

それでも、「このままでは終われない」という思いから、克服法を模索し、次に乗る時に自分なりの方法を試しました。

その方法が「目をつぶって、大声で叫ぶ」ことです。

さらに、少し前のめりになる姿勢を取ると、身体のバランスがとれて楽になる気がしました。

この方法で、2回目はかなり恐怖を和らげることができました。

 

「怖い」ではなく「楽しい」と考える

タワー・オブ・テラーを乗りこえる方法として、よく「目をつぶる」や「上を向く」といった対処法が挙げられます。

しかし、正直に言えば、目を閉じても上を向いても、恐怖そのものが消えるわけではありません。

私がたどり着いた答えは、心の持ち方を変えることです。

 

まず、「怖い」と思いながらタワテラに乗るのをやめてみましょう。

「これから楽しい体験が待っている」「あの有名なアトラクションに乗れるんだ」と前向きな気持ちで臨むことが大切です。

実際に「楽しい」と思いながら乗った方が、ずっと怖さは感じにくいです。

 

「タワー・オブ・テラー=怖い」という思い込みを、「タワー・オブ・テラー=楽しい、ワクワクするもの」と意識的に置き換えてみてください。

不思議なことに、「怖くない」と思って乗れば、本当にそれほど怖く感じないのです。

もちろん、全く怖くなくなるというわけではありませんが、「怖い」と思って乗るよりは確実に心が軽くなります。

せっかくディズニーシーに来たのですから、思いきり楽しみましょう。

 

「乗った後に美味しいものを食べる」「乗れたら自分にご褒美を買う」といった、ポジティブな動機づけも効果があります。

緊張が恐怖を増幅させることもあるので、心から楽しむ意識を持つことが大切です。

ワクワクした気持ちで並んでいれば、待ち時間も苦になりません。

「恐怖は心から生まれる」と言われるように、まずは気持ちから変えてみることをおすすめします。

 

まとめ:タワテラは心理的な恐怖演出が怖い

今回、さまざまな体験談からタワー・オブ・テラーの克服法を調べてみて感じたのは、やはりこのアトラクションは本気で怖い、ということでした。

正直、誰か一人くらいは「全然怖くないよ」と、軽く言っている体験談があるのかと思っていました。

しかし実際には、ガチ泣きした人や本気で震えた人など、皆さんかなりの恐怖体験をされています。

 

数値的に見れば、タワテラの高さや落下速度は、他のジェットコースターに比べて控えめです。

それにもかかわらず、絶叫系に強い人ですら「怖い」と口にするのはなぜでしょうか?

それはやはり、「心理的な恐怖演出」が極めてうまくできているからではないでしょうか?

 

ディズニーシーのパーク内を歩いていても、タワー・オブ・テラーの方向からは絶えず悲鳴が聞こえてきます。

さらに、搭乗前に流されるストーリームービーで不安を煽られ、暗闇での乗車によって視覚的な安心感も奪われます。

こうした演出の積み重ねが、他の絶叫マシンとは一線を画す恐怖体験を生み出しているのです。

 

私なりの結論は、「必要以上に怖がらないこと」が一番の克服法だと思います。

ただし、まったく怖くなければ、それはそれでタワテラの魅力が半減してしまうかもしれません。

ちなみに、「タワー・オブ・テラー(Tower of Terror)」という名称の中で、“Tower”は「塔」、「Terror」は「恐怖」という意味です。

まさに「恐怖の塔」という名前にふさわしいアトラクションだと、あらためて実感しました。

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