東京ディズニーランドやディズニーシーを訪れる際、「タトゥーがあると入れないのでは?」と心配する人は少なくありません。
特に日本ではタトゥーに対して、慎重な意識を持つ人が多いです。
そのため、ルールを知らずに来園すると、不安を感じることもあるでしょう。
この記事ではディズニーにおける、タトゥーやタトゥーシール、さらにヘナタトゥーやジャグアタトゥーなどを含む、装飾全般の扱いについて解説します。
TDRはタトゥーがあっても入園できる?
東京ディズニーランドやディズニーシーでは、タトゥーがあっても基本的には入園できます。
ただし、タトゥーが大きく露出していたり、他のゲストに不快感を与えるようなデザインの場合は、キャストから隠すよう案内されることがあります。
公式サイトにも、
「入園にふさわしくない服装や、刺青の露出はお控えください」
と明記されており、ルールの目的は禁止ではなく、周囲への配慮です。
つまり、タトゥー自体を理由に、入園が拒否されることはほとんどありません。
しかし、「どの程度ならOKか?」という明確な基準はないため、判断はキャストの裁量に委ねられることになります。
刺青の露出は規約で制限されている
東京ディズニーリゾートの服装規定では、他人を挑発するデザインや、不適切な言葉・図柄を含む衣類・刺青の露出を禁止しています。
顔全体を覆うマスク、地面を引きずるような衣類、営利目的と見なされる服装なども同様に制限対象です。
このルールはゲスト全員が、快適に過ごせる環境を守るために設けられています。
刺青が見える場合はすぐに入園拒否になるわけではなく、「隠してください」と穏やかに案内されるのが一般的です。
キャストの対応は丁寧であり、無理やり退園させるようなことはほとんどありません。
小さなワンポイントはほぼ問題なし
手首や足首などにある小さなタトゥーであれば、注意されることはほとんどありません。
実際、元キャストの間でも「ワンポイント程度なら何も言われない」という声が多くあります。
ただし、季節によっては露出が増えるため、気になる場合は肌色テープやラッシュガードで隠しておくと安心です。
特に、混雑期や夏場はキャストの目に留まりやすくなるため、配慮をしておくとトラブルを防げます。
デザインによっては入園を断られることも
タトゥーが大きく目立つ場合や、攻撃的・卑猥な印象を与えるデザインは、入園を断られる可能性があります。
例えば、ドクロや般若、骸骨などの図案、差別的な意味を持つ記号や言葉は注意対象です。
また、暴力団関係者を連想させる和彫りの刺青も、東京ディズニーリゾートの規約上、入園を制限される場合があります。
シャツや、カーディガンなどで隠せば問題ないことが多いものの、他のゲストに誤解を与えないようにする配慮が大切です。
ホテルやプールでは別ルールがある
パーク内にあるホテルやプールでは、さらに細かい基準が設けられています。
たとえば、ホテルミラコスタやディズニーアンバサダーホテルでは、プールやスパの利用時にタトゥーが見える場合、ラッシュガードの着用を求められることがあります。
これは「誰もが安心して利用できる空間を維持するため」という、ディズニー共通の方針に基づくものです。
施設によって対応は微妙に異なるため、宿泊前に公式サイトでルールを確認しておくと確実です。
判断基準はキャストの裁量に左右される
タトゥーがふさわしいかどうか?の判断基準は、現場のキャストに委ねられることが多いです。
同じタトゥーでも、位置・サイズ・服装の雰囲気によって対応が変わることがあります。
そのため、事前に「これなら大丈夫」と決めつけず、隠せる準備をしておくのが無難です。
もし、指摘を受けた場合も、落ち着いて対応すれば入園できるケースがほとんどです。
外国人ゲストにも同じルールが適用される
東京ディズニーリゾートでは、国籍に関係なくすべてのゲストに同一のルールが適用されます。
海外ではタトゥーが文化の一部として浸透している国も多く、外国人ゲストの中には戸惑う人も少なくありません。
しかし、日本では依然としてタトゥーに抵抗感を持つ人が多いため、外国人にも日本人と同じ対応が求められます。
ある調査では、日本人の約半数が「タトゥーを見ると不快に感じる」と回答しています。
政府は「タトゥーを理由に入浴拒否するのは不適切」と発表していますが、社会的な意識にはまだ差があります。
そのため、ディズニーでも公平な対応が取られています。
タトゥーシールも対象になる
タトゥーシールやボディシールも、見た目がタトゥーに似ている場合は同様の扱いを受けます。
小さなミッキーマウスや星のシールなど、可愛いデザインであればほとんど問題ありません。
しかし、直径数センチ以上の大きな花柄や、派手な装飾シールを腕や足に貼っていると、キャストから隠すよう案内されることがあります。
特にハロウィーン期間以外では、仮装の一部としてシールを目立たせるのは避けるのが無難です。
見た目が華やかでも、派手すぎると他のゲストの視線を集めてしまうため、落ち着いたデザインを選ぶとよいでしょう。
ジャグアタトゥーやヘナタトゥーも同じ扱い
ジャグアタトゥーやヘナタトゥーなど、時間が経つと自然に消えるタイプのボディアートも、基本的には通常のタトゥーと同じ扱いです。
肌に色が残っている間はタトゥーと見なされるため、デザインや部位によっては隠すよう求められることがあります。
手の甲や腕など、人目につきやすい場所に施す場合は、薄手のカーディガンや絆創膏などでカバーすると安心です。
特に濃い色で描かれた模様は、タトゥーに見間違われやすいため配慮を心がけましょう。
まとめ
ディズニーランド・ディズニーシーでは、タトゥーがあっても入園自体は問題ありません。
ただし、不適切なデザインや大きく露出している刺青は、他のゲストへの配慮のために隠すよう求められます。
ワンポイントの小さなタトゥーや衣類で隠れる程度なら、多くのケースで注意されることはありません。
タトゥーシールやヘナタトゥー、外国人ゲストにも同じルールが適用される点も押さえておきましょう。
ディズニーの目的は「すべてのゲストが安心して楽しめる空間を作ること」であり、そのためのガイドラインです。
もし不安がある場合は、カバー用品を持参し、事前に準備しておくとより安心です。
ルールを理解し、周囲への思いやりを持って行動することで、誰もが気持ちよく楽しめる場所になります。
タトゥーがあっても、きちんとマナーを守ればディズニーの魔法の時間を満喫できます。
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